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17話 屋敷に帰る道で

Author: みみっく
last update Petsa ng paglalathala: 2026-03-03 06:00:57

 不気味な雰囲気と言うか……負のオーラのような感じ何じゃないかなぁ……?とか考えながら、廃村を歩き屋敷へ戻っているとキョロキョロと辺りを見回し、深い紫色のような黒髪を揺らした少女が向かいから早歩きで、こちらへ向かってきていた。

「ん? リリス?」大きめな声を出し呼ぶと、気が付き嬉しそうな表情をして駆け寄ってきた。

「もぉ!おそいぞ。心配掛けるなよなぁ〜」安心するとムスッとした表情になり、文句を言って俺の服をそっと掴んでそっぽを向いた。その仕草が可愛くてニコニコしてしまう。

「……なによ。人が怒ってるのに、ニコニコするなよなぁ〜」そっぽを向いていたはずのリリスがチラチラと俺の表情を確認して怒っていた。

「えぇ〜だって、リリスが迎えに来てくれたんだもん。嬉しいじゃん♪」リリスの手を取ると、手を繋ぎ歩き始めた。

「は? 違うし、迎えに来てないし。勘違いしないするなよな〜ふんっ」言葉とは裏腹に嬉しそうな表情をして、手を握り返してきた。

「また、デートみたいじゃない?」ニコッと笑顔で言うと、「……また、迷子にならないでよね!……べつに迷子になっても良いんだけど……」最後の言葉は小さく呟くように言っていたけど、聞こえちゃったもんね〜

「あっ!」と、立ち止まり上を見ると、リリスもつられて上を見上げた所をぷにぷにの頬にキスをした。

「はぅ……だましだなぁ。ば、ばかぁ……ふいうち、きんしーっ!ドキッと、するだろぉ〜」やっぱり、言葉とは裏腹に嬉しそう。しかもさぁ、不意打ちじゃなかったらキスは禁止じゃないんだぁ〜?

 帰ろうとすると、リリスに腕を引かれ目を逸らして呟いた。「きょうは、頬だけ……?」えっと……ここ、外だよ?と、戸惑いつつ答えずにリリスの唇に唇を重ねた。すると、リリスが俺の腰に腕を回し、下唇に吸い付きリリスの舌の感触が唇に伝わりくすぐったい。

「ぷはぁ~♡ にひっ♪」と満足そうな表情で、頬を赤くさせて微笑んでご機嫌そうだった。

「ねぇ〜リリスって、キス好きだよね〜?」思ったことを口に出してしまった。

「はぁ?違うし!キスが好きなんじゃない!……レイニー様が、すきなのっ!ばかっ」あ……今度は、本当に怒った感じだ……ヤバい……。

「ご、ごめんね。」リリスが手を繋いでいた手を離して、怒り出した。

「誰とでもキスをしてるみたいに言うなよなぁ!前世でも……キスは、してないんだぞっ!特別なのにぃ……」と珍しく目をうるませて怒っていた。

「だよね。」リリスを腕を引き寄せて優しく抱きしめて、頭を優しく撫でた。「俺も特別なんだけどなぁ……」と耳元で囁いた。抱きしめていた腕を緩め、見つめ合うとリリスがゆっくりと目を閉じた。

 わぁ……リリスが可愛くキス待ちの表情をして唇を窄めて、可愛く口を突き出してるよ。俺もリリスが好きだし……。

 再び抱き寄せて、リリスの真似をして下唇に吸い付きリリスの唇の感触を確かめるように舐めた。

「んっ、んんっ……はぁ、ん……ぷはぁ~」リリスが、体をブルブルと震わせて、くすぐったそうにしていた。

「ごめんね。許してくれる?」心配そうな表情をして聞くと、笑顔で頷いてくれた。

「仕方ないなぁ〜うん。許す、特別だぞぉ……」リリスと仲直りをして、屋敷の近くまで帰ってくると、屋敷の扉が勢い良く開いた。

「な、なに!?何かあったのかな?」と、リリスと顔を見合わせ二人とも心配な表情をした。すると、ミーニャが不満そうな表情をして、屋敷からこちらを目掛けて駆け寄ってきた。

 その後ろをセラフィーナと、ルフィアが追いかけていた。まさか、ケンカ?イジメるわけ無いし。

 ミーニャが駆け寄り俺の後ろに隠れた。「やぁ。イヤなの……」と言ってきた。事情が分からなすぎるんだけど……でも、嫌がることをするのは良くないよね。

「何があったのか分からないけど、嫌がることはしちゃダメだよ」と、追いついたセラフィーナとルフィアに言った。

「そうですけれど、夕方ですし。体をキレイにして……寝間着に着替えてもらおうと……」セラフィーナが、事情を説明をしてくれて理解できた。そう言えば、寝間着や部屋着を買ってあるけど、着替えてないよなぁ……可愛いのを買ったのになぁ。

「セラフィーナ、ルフィア、ありがとね~♪」ミーニャの面倒を見てくれて、助かるよ〜

 屋敷に戻り、リビングに座ると隣にムスッとしたミーニャが辺りを警戒して、俺の腕を掴んでいた。

「可愛いパジャマを買ったのに、着替えないの?」ムスッとした表情のミーニャに聞くと、ふてくされた顔をして見上げて俺を見つめた。

「やぁっ。これがいい。このふく、すきぃ……おきにいり!」うぅ〜ん、その服装は……可愛いけど、とちらかというとお出かけ用のワンピースなんだけどなぁ。毎日着てると、寝ればシワになるし、遊べば汚れてしまう。

 セラフィーナとルフィアが近くで、着替えの可愛いパジャマを持ち、こちらの様子をうかがっていた。

「一緒に着替えようか?」と、誘ってみたが「やぁっ」と頬を膨らませて一言で断ってきた。なかなか強情で、手強いなぁ。

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